確定申告をこれまで行ったことがないといった方でも、副業を始めた場合には確定申告を行うことを考えなくてはいけません。
副業の確定申告を行うためのポイントになるのは、経費の申告です。一般的に副業の申告というのは年間の利益が20万円以上を超えた場合に申請を行う義務が発生します。
年間の収入が20万円であったとしても、その収入を得るためには電気代や通信費などの経費を支払っているはずですので、その経費を差し引いた金額というのが利益となります。
このポイントを知らないままで、副業で得た収入だけを報告していると、本来支払わなくてもいい税金まで支払ってしまう可能性があります。
しかし、始めての確定申告の場合にはどこまでが経費になるのかというのは難しいところです。副業というとネットビジネスを行なっている人が多いと思いますが、ネットを使って収入を得ている場合には電気代や通信費も経費として報告することができます。
また、賃貸の場合には家賃も経費として申告することができます。
しかし、ここで注意しなくてはいけないのが、全額を経費として申告することはできません。家賃の場合には、仕事を行なうスペースの部分だけとなります。書斎がある場合には書斎の部分だけの家賃となりますし、電気代なども一日のうちに仕事にかける時間に応じた金額となります。
また、仕事の打ち合わせなどを行なう際に、カフェなどで飲み物を飲んだ場合などはこれは経費になりませんが、そのカフェの紹介をするために注文した場合には経費として申告することも可能です。
他にも、記事を書くために購入したものなどは申告対象となり、収入を得るために支払わなくてはならなかったものは経費になります。
確定申告を行なう際には、この経費も細かく申告することが税金を軽減することにも繋がりますし、そもそもが確定申告の必要性がなくなる可能性すらあります。
経費も一年分の申告となります。
確定申告には金額などの申告で構いませんが、領収書の保管は必ず行っておかなくてはいけません。
税務署に提示を要求されたときにはこの領収書を提示できない場合には虚偽の申告とみなされてしまう可能性もありますので、しっかりと保管をしておくことが大切です。
確定申告は1月か12月の収入の申告を2月中旬から3月中旬に行わなくてはならないのですが、確定申告の時期にまとめて行うのはなかなか大変ですので、しっかりと収支をつけておくことが大切です。