株式投資でお金を増やす方法は、売買益を生み出す方法、株主優待を受け取る方法、そして配当金を貰うという方法です。
手軽に現金を増やしたいという場合は、配当金に注目をしてみると良いでしょう。

配当金は、年1回から2回のペースで受け取ることができる現金配当のことです。
株を購入する際に、1株あたりいくらの配当になるか書かれていることが一般的ですが、実際の配当は企業の経営状況によって変わることになります。

そのため、書かれている配当を元に株を購入しても、少ない金額しか受け取れない、もしくは業績悪化により無配当となることもあれば、業績が良く配当金が増えるということも少なくありません。

1株あたりの配当金は5円や10円など、僅かな金額となることが殆どですが、株というのは1000株単位などまとまった株数を購入する形になることが多いものです。
そのため、1株あたり5円の配当金であっても、1000株購入すれば、1年に1回5,000円の配当が発生する形となります。

実際に受け取る際には、そこから2割近くが税金として差し引かれることになりますが、NISAを活用すれば配当金から税金が差し引かれることはありません。
そのため、少しでもお得に配当金を受け取りたいという場合は、NISAの活用も考えておくと良いでしょう。

そんな配当金を受け取るために重要となるのが、株式を購入するタイミングです。
継続して保有していなければ、配当金を受け取ることができないのではないかと考える人もいるでしょう。
しかし、配当金を受け取るために必要となるのは、権利確定日に株を所有していることです。

ただ、権利確定日に購入した株は、配当金を受け取る権利を得ることができません。受け取る権利を得ることができるのは、2営業日前に所有をしている人のみで、権利確定後であれば株自体はすぐに売っても問題がありません。

配当金が支払われるタイミングのみ株を購入するという方法もありますが、権利確定日が近づくとその株は高くなりやすくなります。さらに、権利確定後は価格の値崩れが起きやすいため、売るタイミングも難しくなってしまいます。

配当金を出している企業を応援していきたいと考えてるのであれば、権利確定日直前に購入をするよりも、もっと早い段階から保有し、権利確定後も保有し続けていく長期保有を考えておくのも良いでしょう。

株式投資を始める時には、売買益を求める以外に、配当金などにも注目をしておいて損がありません。